かつて、Design & Graphicの専門雑誌として毎月発売されていた『MdN』が2019年3月で休刊を発表。
デザインを学んでいた学生時代〜社会人の初期頃に良く読んだ記憶がありますが、2013年頃からはアニメや漫画、やPOPミュージックといったサブカルチャーを通したデザインカルチャー誌にリニューアルしたんですよね。
僕もいくつか購入してました。最近のものはカルチャー寄りのデザイン見本誌といった感じ。Kindle Unlimited にもラインアップされていて良かったんですがね…。残念。
こちらは手元にあったそこそこ古めのMdN。といっても2009年と2011年。倉庫にいけばもっとあるかも。
リニューアル前までは、グラフィック素材が収録されたCR-ROMが付録だったりして、実用的なグラフィックデザイン雑誌でした。当時の価格は税込1,570円。例えば誠文堂新光社のデザイン誌「アイデア」などと比べると半額程度と割安だったので、金のないデザイナーや学生でも手に取りやすい雑誌でした。
クオリティがピンキリでしたが、商用フリーの素材もあり、いまだにたまに使う素材もあるので、なかなか侮れません。こういった雑誌はもう発売されないのかなぁ…。結構需要あると思うんだけど。
ネット上のフリー素材も良いんだけど、紙面で持ってるとパラパラとめくりながらグラフィックが見れてなんとなく脳との連携がスムーズで好きなんです。
本棚を見るとMdNの他に「デザインの現場」も並んでました…。懐かしい。こちらも2010年で休刊してました。
「グラフィックデザイン」直球の雑誌ほんと少なくなりました。iMacが発売されてグラフィックデザインが身近になった2000年〜2010年くらいが一番あったような気がします。
電子版ばかりになると本屋さんへ全然行かなくなるのでつまらないんですよね。美術デザイン系の出版社さん、ぜひまたこの辺りのグラフィックデザイン雑誌…、お願いします。
とりあえず、MdNはWEB版で継続されるとのことでひと安心。どんなメディアになるのか…期待してます。
source:欅坂46、ポプテピピックなども取り上げた異色のデザイン誌「MdN」が休刊を発表(BuzzFeed Japan) – Yahoo!ニュース