手持ちのデザイン本をご紹介。
2008年に出版された、デザインチーム「groovisions(グルービジョンズ)」の作品集。
タイトルの”MGR”は、当時groovisionsの事務所のあった”目黒”の略とのこと。2000年〜2008年のデザイン・作品が224ページにわたって掲載されています。
内容はグラフィックがメイン。展示会にきているような雰囲気で、ワクワク感が楽める紙面になってます。
groovisionsといえばchappie(チャッピー)が有名で、2000年代様々な場所で目にする機会があり、一斉を風靡してましたね。COMME CA(コムサ)のマネキンがチャッピーになった時は印象的でした。グッズなどにも落とし込んでいて面白い展開をしていましたし。
そういえば数年前には、chappieのアプリがリリース。
chappie
grv co.,ltd無料posted withアプリーチ
この作品集ではそれ以外のパッケージデザインやファッション、CDジャケットからピクトグラム、広告といった様々な領域の仕事が掲載されており、「これもグルビだったのか!」という発見があります。
chappieの各パーツやカラーを選んで、自由にchappieが作成できます。NintendoのMiiのように似顔絵を作成して、SNSのアイコンにするのが正当な使い方かな?
groovisionsのデザインは、フラットで整然としながらもユニークさがあって、コンピューターグラフィックスが一般に広まった1990年代後半〜2000年代の象徴のひとつですね。
今見ても新鮮さと勢いが感じられる良い作品集かと思います。気になる人はぜひ読んでみてください。