ここのところ書店で平積み推しされていた本。
ホリエモンの本は、普通のビジネス書と違い、表現が良い意味で稚拙で乱暴。そこが面白いのですすすーと読めて結構好きなんですよ。眠くならない。
一般的に良いとされる、相手の気持ちを考えるとかそういう真面目さが感じられない文章を意図的に演出して、自分のレベルにない他人を上から目線で批判する内容は、実際、思ってても言葉にできない層にウケるのでしょう。実際そう思う場面は、仕事をしていると何回もあるでしょうし。
タイトルどおり、色々同時進行しながら様々な仕事をこなすということにポイントを絞り、そのために著者自身が実践していることを紹介してる内容。ネットを駆使したコミュニケーションで極力無駄を省くという割り切った仕事の仕方。
大規模組織の会社では、なかなか最先端レベルに環境を合わせにくいでしょうが、環境の構築に自由度の高い小規模な自営業者、フリーランスは比較的参考になる部分もあるかと。アドアンテージですね。
「自分の時間を生きよう」、「電話してくる奴とは仕事するな」、「小利口はバカに勝てない」。実際はともかく、こういう気構えでいないと、フリーランスデザイナーも消費されて終わってしまいますから。
取引先に疲弊している、フリーランスはメンタル的な意味でも読んでおきたい一冊。
posted with amazlet at 17.07.18
幻冬舎 (2017-05-26)
売り上げランキング: 14
売り上げランキング: 14