今月は年末ということで、家族に給与を支払っている自営業者には、12月に提出してもらう必要がある書類があります。
- 平成30年分給与所得者の保険料控除申告書
- 平成30年分給与所得者の配偶者控除等申告書
の2枚。
※この書類、去年までは「給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書」として兼用で一枚だったのが、今年から2枚に分かれていますので要注意。
それぞれの概要は、
「給与所得者の保険料控除申告書」…給与の支払を受ける人(給与所得者)が、その年の年末調整において生命保険料、地震保険料などの保険料控除を受けるために行う手続。
給与所得者の配偶者控除等申告書…給与の支払を受ける人(給与所得者)が、その年の年末調整において配偶者控除や配偶者特別控除を受けるために行う手続。
となっています。
ちなみにぼくは妻に仕事を手伝ってもらっていて、青色専従者として給与を毎月払っているため、これら2枚の書類を妻に提出してもらうことになります。
これら2枚の申告書は、どちらもその年最後に給与等の支払を受ける日の前日までに提出となっていますので、青色専従者には今年最後の給与払日までに提出できるよう早めに渡しておきましょう。
目印は、右上の「配」と「保」です。
また、どちらの申告書も、税務署長から特に提出を求められた場合以外は、税務署へ提出する必要はなく、給与の支払者が保管しておくことになっているので、無くさないように保管しておきます。
ということで、特に税務署への提出などはありませんので、うっかり忘れてしまっても、あとで書いてもらえば少しくらいなんとかなるんですが、やはりきちんとスケジュール通りにやっておかないと年末調整、確定申告など、これから続く作業に食い込んできて煩雑になりがちなので、ぜひ今年の給与支払い日までに、提出してもらい保管しておきましょう。
記入方法などの詳細は、国税庁のHPでご確認ください。