このブログでもずっと言及してきましたが、企業に務めるインハウスデザイナーから、フリーランスに転身したデザイナーのみなさんにおすすめしたいのが、ノートパソコンの使用。
大抵のインハウスデザイナーはデスクトップパソコンでIllustrator、Photoshopなどを使用しているんじゃないかと思います。(すくなくともぼくがサラリーマンだった頃はそうでしたが…)
ぼくも独立してすぐに用意したのはタワー型のデスクトップパソコンとモニタ。大画面でデザインもしやすかったんです。まだまだサラリーマン脳でした。
しかし、3年前からAppleのノートパコソン「MacBookPro」一台で仕事していますが、ノートパソコンをメインにすることでかなりのメリットが生まれました。
先日、それを実感する出来事があったため、改めてその理由を書いておこうと思います。
フリーランスは入院しても働かなければならない。
実は以前数日入院する事態となりまして、
http://www.sohofreak.com/5031/入院中は妻にノートPCを持ってきてもらって、病室で仕事を片付けていました。もちろん通常より体力はなくなっているし、点滴などで腕は若干不自由。食事や検温などもあり、がっつり集中はできない部分もあるんですが、必要最低限の作業はできました。
おかげで、スケジュールも遅れることなく通常進行。
退院の日にふと考えて見ると、これデスクトップパソコンだったら、どうしようもなかったなと…。本当に、ノートパソコンにしておいてよかったと思いましたよ。
平日に外出してプライベートを遂行。
フリーランスになってからは、わざわざ混んでいる土日祝日に混んでいる場所にいくことを可能な限りやめました。だって食事するのに並んだり、時間が勿体無いじゃないですか。
ノートPCを持って行動すれば、平日に外出して映画鑑賞など娯楽を楽しむことも余裕。もしクライアントから、急な対応の依頼があっても、空いた時間に車の中や、カフェなどで対応できます。これもノートPCの恩恵です。
また、平日に泊まりの旅行もなんとかなります。ぼくは営業日の平日に1泊2日の家族旅行など良くいきますが、ノートパソコンをもっていくことでかなり心の余裕が生まれてます。旅行となると、観光地を巡ったりと予定がパンパンの場合もあると思うので、クライアントには「終日外出」と先に伝えています。
機動力をあげる
デザイナーに限らず、クライアントワークをしているフリーランスの働き方って実際は、自由とは程遠いんですよね。個人ということで融通が効きやすく、納期をはじめ色々な対応を急ぎでお願いされがち。ただそこがフリーのウリでもあるので、嫌だ嫌だと行ってられない人も多いでしょう。
そして、結果が全て。そのため、仕事環境や進行の過程はクライアントには見えないので、そういった部分はなるべく自由に自分で効率的になるようカスタマイズしていくべきです。
そういう意味で、ノートパソコンはあなたの機動力を上げてくれるもっとも強い武器になります。
だから、なるべく軽いノートパソコンを使用したい。AppleのMacBookProなら性能はもちろん、軽さや剛性という部分で持ち運びを実に考慮して作られていて、非常に使いやすいです。MacOSでも問題ない人には最高です。
自分の仕事に必要な最低限のスペックが理解できていて、構成を選択できる人なら全然高くない買い物ができると思います。実際Windows機で必要なスペックで選ぶと、値段は同じくらいかWindows機の方が高い場合も多々あります。
ノートパソコンと一緒に必要なもの
外出時の対応でノートパソコンを持っていても、オフラインでは対応の限界があります。というか意味がありませんね…。
モバイルルーターか、スマホのテザリングを利用できる環境を整えておく。
ぼくはOCN モバイル ONEの、1日110MBコースを利用中。1日110MBじゃあっという間に通信制限じゃないかと思うかもしれませんが、1日使い放題オプションが500円でその場で利用できるので、ギガバイト単位のデータの納品もお手の物です。
その月に使うかもわからない何ギガものデータの契約よりも、効率的でコスト的にも無駄がなく気に入っています。
外出する頻度や通信するデータ量などによっては、自宅やSOHOの回線自体を、持ち運びできるWiMAXにしてしまうのもありですね。ぼくも体験してみましたが、実用レベルで早かったです。
http://www.sohofreak.com/3069/オンラインストレージサービスなどを利用し、日頃からクラウドでデータを管理。
10年以上前は外付けHDDなどでデータを持ち運んでいましたが、今ではクラウドを利用した方が効率が段違いで良いです。
ぼくはDropboxを利用中。1TB利用可能なDropbox Plusを契約中です。自分のPCフォルダと同じようにオンラインストレージにデータが保存、更新されてくれるのでストレス無し。
ノートPC用に大容量のSSDを選択すると、かなり高額になってしまうので…。256~500GBで妥協し、Dropboxなどのオンラインストレージを合わせて利用するのが、機動力を生かしたいフリーランスの常勝スタイルでしょう。
Dropboxのほかにも、OneDriveやGoogleドライブなどオンラインストレージも多数あるのでお好みで選びましょう。
まとめ
ということで、パソコンとモニタにお金かけるなら、ノートパソコンに全てをかけましょう。
上でも書きましたが、デザインに使用するなら、Macの場合15インチRetinaディスプレイのMacBookPro、Windowsなら4KディスプレイのDellXPS15あたりがおすすめ。
実体験から忠告しておきますが、大画面の重いノートを選んでしまうと、どうしても持ち運ぶのが億劫になり、仕事場に縛られてしまいますよ。ただでさえ自由のないクライアントワークを抱えているならぜひとも、作業環境だけでもフットワークを軽くしておきましょう。可能性が広がりますから。