ランサーズでクラウドソーシングの片鱗を味わってみた

クラウドソーシングといえばランサーズ
フリーランスデザイナーの副業としてどう??ということで本業が暇な時に実際にお仕事してみたので、
やってみようかなと悩んでいるフリーランスの方の助けになればとざっくり紹介します。

クラウドソーシング「ランサーズ」

ちなみに、知り合いのデザイナーでランサーズで仕事をしたことのある人に聞いてみたことがあるんだけど、ある人は
『お小遣い程度は稼げる、やってみたら?』
と言い、またある人は
『ランサーズはやめておいた方が良い、あそこは地雷だらけだ・・・』
と言っていましたよ。。
ランサーズどんなだよw

まずはランサーとして登録。登録に個人情報はどのくらい必要?

実際、登録してみたところ
・メールアドレス
・名前
・住所
・職種
このあたりが必須。

実際、報酬が発生したら銀行口座も登録しなきゃならないので
情報の登録はそんなに抵抗なし。必要だからね。

あとは
・プロフィール
・経歴・資格
・ポートフォリオ
・スキル
・仕事メニュー
なんかの、公開する情報を出来る限り書き込みます。

仕事を発注する側からすれば
デザイナーの情報は多ければ多いほど安心なのは言うまでもない。

ちなみに、これも必須ではないのですが

・本人確認
・機密保持確認
・ランサーズチェック
・電話確認

の本人確認認証があり、
免許証の画像を送ったり、
登録した電話番号へ 電話がかかってきて
実際つながるかどうかを調べられます。
ちなみに自動音声なので、ドキドキしなくても大丈夫!
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自分は全部認証したけど、やってない人も多い印象。
クライアントには本人の情報は開示されないので、そんなに抵抗はなかったです。

プロジェクトとコンペ

さっそくどんな仕事があるか探してみます。
デザインの仕事を探してみた

デザインカテゴリ内で、検索しやすいように更に細分化されていた

・ロゴ・イラスト・キャラクター
・印刷物・DTP・その他
・POP・シール・メニュー
・看板・地図・インフォグラフィック
・CD・本
・プロダクト・3D

この中ではロゴデザインの依頼が圧倒的に多い。
新しくお店や事業を起こす人が多く、
ロゴマークはクラウドソーシング向きのデザインなんだろうな。

気になるのは、依頼方式に
・プロジェクト
・コンペ
の二種類あること
(他に「タスク」もあるけどデザインのカテゴリには無いため今回は省いています)

ランサーズでは「コンペ方式」と「プロジェクト方式」という2種類の仕事の方式があります。
「コンペ方式」は名前の通り、コンペのように、依頼に対して直接仕事がされます。ロゴ制作を依頼したら、ランサーは依頼に基づいてロゴ画像を直接提案してくれます。
「プロジェクト方式」は、まずは仕事依頼をして、私ならこうやります!という見積りを提案します。その見積り(納期や予算など)や評価・実績などからクライアントが発注を行い、プロジェクトが開始されます。

ロゴデザインの依頼なんかはコンペが多い印象。
何十点というデザインが数万円で集まるのは発注者側からすれば
コストパフォーマンスはかなり良いんじゃないかなぁ。

ただ、自分は報酬の発生しない可能性の高い作業に時間が割けるだろうか、、と考えると、
けっこう高いハードルを感じざるを得ない。

あと、調べてみたところ、ランサーズで活動しているデザイナーの年齢がかなり高く、50~60代はざら。かつてデザイン事務所などで活躍していて、引退された方も多いのかなぁと勝手に思ったり。そのため、ピンからキリまでのデザインがそれなりに集まっていて、趣味として時間のさける元デザイナーにはコンペは最適な環境なのかもしれない。

逆にプロジェクト式は、選ばれれば報酬の発生する仕事に時間をさけるので、現在の自分の状況ではプロジェクト式のほうがが向いていると感じた。

実際にお仕事してみた

本業のジャンルに近しい案件をさがしてみて、何件か応募してみたところ実際お仕事を引き受けることが出来ました。
まだ、ポートフォリオも、評価も何もないので、自分の経歴と実績、仕事内容を書いて提案したところ運良く発注してもらえたので、初めての人も、がんばって!

依頼者とのやりとりは、ランサーズの仕事管理ページ内にある
メッセージページにて全て行われる。

ちなみにこのページ、一応ランサーズの運営に監視されていて、
ランサーズを通さない直接取引が禁止されているため、
電話番号メールアドレスのやり取りができない。
(書き込むとXXX-XXXX-XXXXみたいに表示されます)
ただ、細かい内容とか急ぎの修正など、電話やメールで打ち合わせしたい場合は、
ランサーズに連絡先申請をすれば連絡先のやりとりができます。
実際私もメールアドレスをお知らせして、急な修正の対応をしました。
また、データの受け渡しもこのメッセージページ内でできます。
納品データもランサーズ内でアップロードしてお知らせという感じ。
非常にわかりやすく感心しました。

依頼者さんも発注慣れしているようで、スムーズに進行できました。
今回は運が良かったとしか言いようがない。

入稿データを納品して終了。
報酬はプロジェクト開始時ぬ依頼者が先にランサーズへ仮払いしているため、
デザインを納品しても払われないという心配が無いので安心です。

報酬の受け取り方 ランサーズを始めるなら楽天銀行は口座開設必須!

報酬は指定の銀行口座へ振込。
ただし1,000円以上からで
さらに振込手数料500円がかかります。
ただし、楽天銀行を振込口座に指定すると、振込手数料は100円です。
楽天銀行口座がまだない方は作っておくことをおすすめ。

楽天銀行→https://www.rakuten-bank.co.jp/

(ランサーズから出金は後日でもいいので、お仕事しつつ開設手続きすればOK)

あと報酬で気を付けたいことは システム利用料が引かれるということ、いわゆるランサーズの手数料。
10万円以下の報酬で20%持ってかれるので、10,000円で提示されている仕事だと実際は8,000円しかもらえないので要注意。

で、ランサーズって結局どうなの?

その後は、本業がけっこう忙しくなり、それ以降はランサーズで仕事はできていないんだけど、
今後、時間が出来た時に、自分の得意なジャンルの募集があれば
また、ランサーズで仕事を探したいなっていうのが率直な印象。

要は使い方次第。
自分のスタイルに合わせた使い方をうまくすれば、
収入アップにつながる可能性はかなり高い。

クライアントによって報酬額と作業内容のバランスが様々なので、仕事内容の見極めが重要。
フリーランスのデザイナーなら、自分の得意なジャンルで実績をアピールして、仕事をゲットできる確率は高いと思います。
そのためには自分のポートフォリオサイトを、独自に作っておければなお良いでしょうね。

あと、今回感じたのは、世の中にはこんなにデザインの仕事を必要としている人がいるっていうこと。
しかも毎日毎日更新されて無くなることがないほどに。
日々の仕事で、そういったことを実感する機会も少ないので、
そういった意味でもワクワクさせてくれます。

クラウドソーシング「ランサーズ」